牧会ずいそう 週報2023年7月9日号
聖書愛読より 「約束の成就」 第二サムエル記7・8~16
「こうして、わたしはあなたにすべての敵からの安息を与えたのである。」
(第二サムエル記7・11)
この11節は、新改訳では過去形で訳されていますが、共同訳では次のように訳されています。「昔、私の民イスラエルの上に士師を立てた頃のように、私はあなたの敵をことごとく退け、あなたに休息を与える」。新共同訳では「あなたに安らぎを与える」。
神さまは、すべての敵から救って下さり、安息を与えてくださいました。その過去に神さまが成してくださった御業を振り返りつつ、これからもダビデの王国の王座を堅く立てる、と神さまは約束してくださいました。こののちも神さまの祝福は変わることなくイスラエルの上に成就すると語ってくださったのです。
過去を振り返ること。そこに神さまの祝福の御業を数えること。そのような過去の振り返りは大切なことです。主の良くしてくださったことを何一つ忘れないのです。
しかし私たちはどちらかというと、否定的な過去の出来事を忘れないことが多いように思います。過去の振り返り方にも信仰が必要なのだと思います。
神さまは休息を与えてくださるお方、安らぎを与えてくださるお方です。神さまが与えてくださる安らぎの中に憩うことを神さまは待ち望んでいてくださいます。