聖書愛読より 「神の輝き」 ヨエル2・28~32(週報2023年6月11日号)

牧会ずいそう 

聖書愛読より 「神の輝き」 ヨエル2・28~32

しかし、主の御名を呼び求める者は みな救われる。
(ヨエル2・32)

 聖書は、主の御名を呼び求める者はみな救われる、と語ります。使徒パウロは、このヨエル書を引用し、ユダヤ人、ギリシア人の区別なく、すべての人が救われる、と語りました(ローマ10・13)。
 主イエスさまは神さまへの信仰、すなわち主を信頼し神さまに委ねることによって救われると教えてくださいました。
 信じるということは、主の御名を呼び求めることです。信じる者となるということは、主の御名を呼び求める者となる、ということです。
 「主の御名を呼び求める」。礼拝において、日々の信仰生活において、祈りにおいて、讃美において、主の御名を呼び求める、そのことが救いへの導くのだ、と聖書は語ります。心の中で呼び求める、ということは大切なことですが、実際に声を出して、からだ全体で主の御名を呼び求めること。それが救いの道である、というのです。
 信じないでただ主の御名を呼び求める、ということは意味のないことだと思います。信じることは大切なことです。信じるならば救われるのです。しかし信じたけれども主の御名を呼び求めることをしない、ということならば、信じることの喜びや救いの実感が希薄になってしまうのではないかと思います。あらゆる時に「主の御名を呼び求める」ことを大切にしたいと思います。


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