聖書愛読より 「神の招き」 マルコ3・13~19(週報2023年5月21日号)

牧会ずいそう 週報2023年5月21日号
2023年05月17日(水)

聖書愛読より 「神の招き」 マルコ3・13~19

「さて、イエスが山に登り、ご自分が望む者たちを呼び寄せられると、彼らはみもとに来た。イエスは十二人を任命し、彼らを使徒と呼ばれた。それは、彼らをご自分のそばに置くため、また彼らを遣わして宣教をさせ、彼らに悪霊を追い出す権威を持たせるためであった。」
(マルコ3・13~15)

 イエスさまはご自分の働きをなすために12人の弟子たちを召されました。イエスさまは自分一人で働きを進めようとはされません。選ばれた12人はさまざまな弱さ、欠けを持った人物でした。裏切ってしまうイスカリオテ・ユダもいます。これから宣教の働きを始めよう、効率よく、また力強く前進させようと願うとすれば、おそらく決して選ばれるはずのない者たちです。そのような人物をイエスさまは弟子として、そして使徒として任命されました。
 任命の目的を「彼らをご自分のそばに置くため、また彼らを遣わして宣教をさせ、彼らに悪霊を追い出す権威を持たせるため」と聖書は語ります。イエスさまのそばに置くこと。そして遣わして宣教をさせること。また悪霊を追い出す権威を持たせること。
 ご自身のそばに置く、という目的。宣教の目的のためにそばに置く、というのではなく、そばに置くということ自体が目的である、といいます。
 どんなに素晴らしい宣教活動があっても、イエスさまのそばにいる、ということがないならば、それは宣教の前進とは言えません。まずイエスさまのそばにいる、という喜びを確かにしたいと思います。


投稿日

カテゴリー:

, ,