牧会ずいそう 週報2023年5月14日号
2023年05月10日(水)
聖書愛読より 「創造の回復」 ヨハネ5・19~30
まことに、まことに、あなたがたに言います。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わされた方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきにあうことがなく、死からいのちに移っています。
(ヨハネ5・24)
「わたし」すなわちイエスさまのお語りになる「ことばを聞く」者、そして「わたしを遣わされた方」すなわち父なる神さまを「信じる」者。その者が「永遠のいのちを持ち、さばきにあうことがなく、死からいのちに移っている」と主は言われました。
永遠のいのち。死が終わりではない。いま生きているいのちが、尽きることのないいのちとなる。いま生きることが喜びとなり、希望にあふれて生きる者となる、ということでしょう。そのために必要なことは、みことばを聞く者となること。そして父なる神さまを信じる者となること。
聞く、ということ。「きく」には、聞くだけでなく、聴く、訊く、という漢字があります。また意味は変わりますが、効く、利く、もきくと読みます。聞いてはいるけれども、聴いていない、あるいは効いていない、利いていないということもあります。本当に聞くということは自分の人生を変えることです。
信じる、ということ。それは「信頼する」ということです。不確かな自分ではなく、確かなお方である神さまを信頼して生きること。
そのような信仰の生き方が、尽きることのないいのちに生きる道を私たちに拓きます。