聖書愛読より 「イエスの十字架」 ヨハネ18・1~11(週報2023年4月2日号)

牧会ずいそう 週報2023年4月2日号
2023年03月30日(木)

聖書愛読より 「イエスの十字架」 ヨハネ18・1~11

イエスが彼らに「わたしがそれだ」と言われたとき、彼らは後ずさりし、地に倒れた。
(ヨハネ18・6)

 イエスさまと弟子たちがギデロンの谷の向こうにあった園に入って行かれました。そこにイエスさまを裏切ろうとしていたユダが、一隊の兵士、祭司長たちやパリサイ人たちから送られた下役たちを連れてやって来ました。彼らはたいまつと武器を持ってやって来ました。
 イエスさまは進み出て、誰を探しているのか、と問われます。彼らは「ナザレ人イエスを」と答えました。それに対してイエスさまが「わたしがそれだ」と言われると、彼らは「後ずさりし、地に倒れた」と聖書は語ります。
 武器を手にした兵士や役人たちを後ずさりさせ、地に倒したのは、イエスさまのお言葉でした。「わたしがそれである」。原文では「エゴー、エイミー」。かつてモーセに向かって自らの名前を「あってある者」(エゴー、エイミー)と語られた神ご自身(出エジプト記3章)がここに、自らを明らかにしておられるのです。その「言葉」が語られると、この世の力はそれがどんなに強く見えても、この圧倒的な神さまのお言葉の力の前に後ずさりし地に倒れるのです。
 御言葉が語られる時、私たちも後ずさりし地にひれ伏すように、すなわち打ち砕かれ、悔い改めるように招かれています。圧倒的な御言葉の力に出会い続けましょう。


投稿日

カテゴリー:

, ,