聖書愛読より 「イエスの輝き」 マルコ9・2~9

牧会ずいそう 週報2023年2月12日号
2023年02月08日(水)

聖書愛読より 「イエスの輝き」 マルコ9・2~9

「彼らが急いであたりを見回すと、自分たちと一緒にいるのはイエスだけで、もはやだれも見えなかった。」(マルコ9・8)

 「イエスの姿が変わる」「山上の変貌」と題されている個所です。イエスさまはペテロとヤコブとヨハネの3人の弟子だけをつれて高い山に登られました。そこでイエスさまのお姿が、この世のさらし屋では成しえないほどの白さに輝いたと聖書は語ります。いわばイエスさまが神さまご自身であるとの正体を明らかにされた、ということでしょう。そこでイエスさまは旧約聖書の偉人モーセやエリヤと語り合われたと続きます。
 その驚くべき光景を目の当たりにした弟子たちは恐怖に打たれたといいます。何を言ったらよいのか分からないペテロなどは、ここに三つの幕屋、すなわち礼拝所をつくりましょう、などと言い出します。
 そのような弟子たちに向かって天から語られた言葉は、「これはわたしの愛する子。彼の言うことを聞け」。すなわちイエスさまだけに聞き、イエスさまだけを見上げればよい、という言葉でした。その声が響くなか、急いであたりを見廻ると、自分たちと一緒にいるのはイエスさまだけであった、もはやイエスさま以外だれも見えなかった、というのです。
 人生、さまざまなものが目に映ります。しかし私たちが見るべきものはイエスさまだけなのです。イエスさま以外のものに目を奪われると不安に襲われます。しかしイエスさまだけに聞き、イエスさまだけを見上げるならば、平安に満たされます。


投稿日

カテゴリー:

, ,