聖書愛読より 「信仰の戦い」 マタイ4・1~11

牧会ずいそう 週報2023年2月5日号

聖書愛読より 「信仰の戦い」 マタイ4・1~11

「それからイエスは、悪魔の試みを受けるために、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。」(マタイ4・1)

 イエスさまは公生涯のはじめに、悪魔の試み、をお受けになりました。悪魔から受けられた試みは三つ。食べ物(3)、神を試すこと(6)、富や権力の誘惑(8)。いずれも私たちにとっても、試みとなるようなことだと思います。食べ物がなくては生きていけません。目に見えない神を試したくなります。目に見えない神よりも、富や権力の魅力は圧倒的です。イエスさまはこれらの試みに勝利されました。主イエスさまとともに生きる者は、この勝利の主がともにいて下さいますから、同じように勝利の道を歩ませていただけるのだと思います。
 イエスさまはこの悪魔の試みを「御霊に導かれて」受けられたのだと聖書は語ります。御霊、すなわち神さまは、私たちにとって幸いの道を導いてくださるお方ですが、その道にはときに、悪魔の誘惑、のようなこともある、ということでしょう。悪魔の誘惑のような道に歩む時、そこにも神さまの支えの御手はある。神さまの御手のなくなる時はない、ということでしょう。
 どのような時も神さまの御手がなくなることはない。そう信じて、私たちも悪魔の試みのような時々を勝利の主とともに歩みたいと思います。


投稿日

カテゴリー:

, ,