牧会ずいそう 週報2023年1月29日号
聖書愛読より 「バビロン捕囚」 第一コリント10・11~13
「あなたがたが経験した試練はみな、人の知らないものではありません。神は真実な方です。あなたがたを耐えられない試練にあわせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えていてくださいます。」(第一コリント10・13)
私たちが経験している試練は、人の知らない試練ではない。共同訳では「世の常でないものではありません」。おおよそ人間が経験ずみのものである、というのです。多くの先輩たちが経験していることなので、同じ人間であるあなたは、安心して歩めばいい。必ずその試練の道を歩むことができる、と聖書は語ります。
神は真実な方であるから、試練を与えるだけではなく、試練に耐えることができるように、脱出の道も備えていて下さる、準備していて下さる、といいます。だから絶望することなく、脱出の道を期待しながら、試練の時を過ごせばよい、というのです。
神さまは真実な方である、といいます。この「真実」と訳されている言葉は「忠実」とか「信頼できる」という意味を持っています。神さまは信用できるお方である。だから大丈夫、というのです。自分自身を見れば、不確かな部分ばかりが目につきますが、神さまを見上げて、神さまのご真実によって、試練の中を希望をもって歩みたいと思います。