納骨棚

キリスト教会にとって、遺骨をどう取り扱うかは、少なからず信仰の考え方が現れるところだと思いますが、同時に文化の影響も多分に考慮しなければならないことだと思います。文化の影響も考慮しなければならないということは、ご遺族の心情を考慮するということです。

主にあって死を迎えた方々は、文字通り天に国籍を持つこととなりましたから、遺骨はどう扱ってもよいといえばよいのです。ですから邪険に扱うというのではなく、ご遺族の気持ちに寄り添いながら管理するということがよいでしょう。

召天者記念礼拝のときに、普段教会にお集いでない方々の教会に来られる道をひらくために、教会堂の施設内に遺骨保管場所があるのはとても良いことだと思います。納骨堂や墓地が別のところにあると、例えば墓前礼拝を行うようになると、そちらには行かれるけれども、教会堂に来られなくなるということが起こるでしょう。墓前礼拝ではなく、教会での礼拝において召天者を覚えることは大切なことだと思います。

現在の納骨棚は、2012年に中沢先生から引き継いだ際に、設置計画書と予算を引き継ぎました。それで私の方から注文をしました。大阪の業者さんだったと思いますが、納骨棚を製作してくださったのは飛騨の職人さんだったと思います。最初持ち込まれたときには、少しの寸法が合わずいったん持ち帰られ形成しなおし、再び持ち込まれました。なかなか手間のいった設置作業でした。本当に感謝です。

納骨を希望される方には、申込用紙をお渡しします。それには許可書と規約がついています。原則、故人か喪主が教会員であることが利用条件になっています。

一カ所1万5千円、プレート代として実費5千円をいただきます。会計は、一般会計とは別にお骨保管献金・会計として運用しています。

いつかは満杯となりますが、その時のことはあまり検討されていません。また考え必要があると思います。


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