献金について

私たちの団体は献金について、その透明性と匿名性、そして自主性を大切にしています。

席上献金を行うことについていろいろと議論がありました。礼拝のプログラムの中に、献金の時間をもうけて、実際に献げるということを大切にすることには大きな意義があります。とは言いつつも少し抵抗を感じる方もおられることでしょう。

私たちの教会では、第一の日曜日に「つもり献金」と称して席上献金を行っています。そのほかの日曜日は行っていないかというと、献金感謝の祈りは毎回礼拝時に行っていますので、それぞれに献金箱に献げているということを前提としています。

献金の方法はいろいろであっても、自分の命も、そのほかすべてのものも、神さまから与えられているのですから、その一部をお返しする、ささげるということは大切なことです。とかく「得る」という生き方から「捧げる」という生き方に変えられることが信仰生活です。

さて多くの教会は、会計処理は牧師以外が担当することです。透明性ということを考えると当然のことです。しかしさまざまな歴史の変遷により、私たちの教会では、銀行での出金、入金を牧師がすることになっています。もちろん出金と言いましても会計さんから指定された金額を出金することであり、入金においても礼拝において集計された献金をそのままお預かりし入金することではあります。また教会債の返済において、教会債融資者の匿名性を守るということでは、牧師がすることでそれが守られることになっています。

日曜日の礼拝後、司会者と役員さんが献金を集計されます。その現金を牧師に預けられますので、すぐに金庫に入れてください。そしてできるだけ早い時期に銀行に入金してください。ATMでも取り扱い時間内ならばコインの入金も可能となりました。通帳には金額がきちんと残るようにします。ごくまれに集計してくださった額面と現金が違う場合があります。現金が不足の場合、額面に合わせるようにポケットマネーから持ち出したこともありますが、あまりよくありませんので、信用していただくことを前提に、現金の不足のままに入金とすることがよいでしょう。逆に現金が多いときは、もちろん現金にあわせて入金とします。こちらは会計さんに言いやすいですね。

出金ですが、本部献金、庶務経費、指定献金の3種の出金があります。会計さんの月の集計が完了した後に、会計さんより連絡してくださいます。それに従って出金します。牧師給については、自動送金にしていますが、厳しい事態が予測されるときには、自動送金から外したこともありました。なかなか難しいことですが、働き人の生活が守られることと、働き人がその責任を担うこととのバランスの中で祈りつつ、処理してきました。教会債は間もなく終わりますので、おそらくこのような心配する事態は少なくなることでしょう。安心してください。この教会の皆さんは本当によく祈りささげてこられました。

牧師は食卓の奉仕よりもみ言葉の奉仕に専念すること(使徒6章)が望ましいですが、教会の歴史の中では、ときにこういう事態を担うことも必要でしょう。神さまはちゃんと守ってくださいます。


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