2021年のテーマは、ヨハネ15章8節の御言葉より「教会~弟子たちの群れ」としました。教会は弟子たちの群れです。
以前に餃子の王将に家族と食事に行ったときのこと。お店はたいそう忙しそうでした。忙しかったからでしょうか。お客さんに水を出そうとされた店員さんがうっかりその水をこぼしてしまわれました。テーブルは水浸しです。そんな時お客さんはどのような反応をするでしょうか。多くの場合は、声を荒げるまではしないにしても、文句の一つも言うか、しかめっ面をするか、そんな場面ですね。しかしそのとき、あやまる店員さんに向かってそのお客さんは「わし、ふこか」と優しくいって、布きんをとって拭き出されたのです。美しいものを見せていただいた、とうれしくなりました。
お客さんはサービスと受けることが当たり前なので、気に入らないことや、自分の思いと違うことが起こると文句を言う人です。教会に集う弟子たちは、お客さんではありません。サービスを受けるために来ているのではないのです。主に仕えるために集っているのです。私たちは水をこぼした兄弟姉妹がいたら「わし、ふこか」という人でしょうか。それとも文句の一つも言ってやろうという人、しかめっ面をする人、あるいは席をあとにしてしまう人でしょうか。
聖書の中にはたくさんのキリストの弟子たちが登場します。決して強い人ばかりではありません。むしろ弱さを持った人の方が多いと思います。その弱さのままに主イエスさまに従っていった人たち。それが弟子たちです。このテーマで少しずつ文章を残していきたいと思います。
2021年2月8日(月)