●『愛と自由のことば』より(6)

「潔められるためには、われわれは、している仕事を変える必要はないのであり、平生自分のためにしていることを、今度は、神のためにすればよいのである。・・・神に近づく最上の方法は、われわれの日常の仕事を、できうる限り純粋に神を愛するがゆえにすることで、人間をよろこばせるためにすることをさける、ということである。・・・神は、仕事の偉大さではなく、それがどれほどの愛によって行われるかを見給うのである。」(ブラザー・ローレンス)

 空気を読むことを大切にする文化の中にいますと、どうしても他人(ひと)をよろこばせることを第一のこととして語り行動するようになります。他人と自分とは違う人間ですから、人をよろこばせようとするとそこに想像力が必要となってきます。しかし想像力によって作り出されたことは、やはり自分が作り出したことであって真実ではありません。まちがいやまとはずれも含まれています。真実ではないことを土台として生き始めると、時に生きづらさを生み出しますし、気を使いすぎてかえってぎくしゃくとしてしまい、結果的に人を大切に出来ないこともあります。
 神さまとともに歩む者は、神さまをよろこばせること、神さまを愛することを土台として生きる者です。他人の顔色をうかがうのではなく、真実に隣人を愛するために、まず神さまを愛することから語り、また行動しましょう。神さまはこの世界の評価による偉大さではなく、愛があるかないかを大切にご覧になっていてくださいます。


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