●デボーションからの黙想(16)~ボンヘッファー『主のよき力に守られて』より◎人間を恐れない

「まだ人間を恐れているものは、神を恐れない。しかし、神を恐れる者は、もはや人間を恐れないのである。」
(ボンヘッファー、『主のよき力に守られて』より)

 人を恐れて、人の顔色を伺い、人がどう思っているかということばかりを考えて生きると大変ですね。人は、あなたの幸せのために存在しているのではありませんし、あなたが喜ぶような言葉を語ってくれるばかりではありません。では人のことなど考えず自分勝手に生きていればよいのか、というとそうでもないでしょう。自分勝手な生き方をしていれば、次第に人は離れて行ってしまい独りぼっちになってしまいます。人は一人では生きていけませんので、寂しく辛い人生となります。
 人よりも神さまを恐れましょう。人がどう思っているかよりも神さまがどうお考えになっているかを大切にしましょう。また自分の心に振り回され自分本位に生きるよりも、神さまがどのように考えておられるかを大切にしましょう。
 神さまのみ心を第一にし、神さまを恐れ、神さまのご支配の中に身を置く人は、人からの支配からも、罪人である自分自身の支配からも自由にされます。そうして人との関係も、また自分自身との関係も健やかに生きる者となるのです。
2014年5月11日(日)の週報より


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