「安らかな生き方をしていれば静かな死を得る」
ヨーハン・フォン・シュタウピッツ(1465頃~1524)
宗教改革者ルターは「私はすべてのものを、シュタウピッツ博士に負っている」と言いました。つまりルターの宗教改革はこのシュタウピッツの協力によって成し遂げられたということでしょう。
この言葉はシュタウピッツの書いた「十字架において示された死ぬことにおける肉の克服について」と題する書物の中の言葉です。神さまから安息をいただき平安な生き方をしていれば、静かな死を得ることができる。逆に、「反抗的な罪人」は「残酷な、恐ろしい、ほえ猛る思いで(死を)終えるようになる」と語りました。人間、生きて来たように死ぬのですね。
死ぬ直前に信仰をもっても天国にいけます。それなら好き勝手なことをして直前で信仰もてば得だという人がいますが、残念ならが人生はそう都合よくいきません。神さまへの信仰による平安な人生を送った人は平安な死を迎えることができるのですから、少しでも早く主を信じて平安な毎日を過ごしたいと思います。
ある高齢者施設に働く人が「高齢になると人間煮詰まるのです」と言われていました。短気な人はより短気に。細かい人はより細かく・・・。恐ろしいことです。老いることも死に向かうことも主がおられないならばただ恐ろしいだけですが、主を信じる者には日々平安に生きる道がそなえられています。イエスさまを見上げて今日も主が与えてくださる平安を学びましょう。
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