「神は、人間を、何にもまさって美しい宝石のように地上に置いてくださいました。その人間の輝きに照らされて、全被造物が自分を眺めることができるのです。」
ビンゲンのヒルデガルト(1098~1179)
ヒルデガルトは中世ドイツの修道院長。古代ローマ以降の最初の女性作曲家、ドイツ薬草学の祖、中世ヨーロッパ最大の賢女といわれているそうです。この人、40歳ごろに「生ける光の影」の幻を見たとか・・・。
さてこの言葉。人間は「美しい宝石」のようにこの地上に神さまによって置いていただいたということ。あなたも私も美しく輝く宝石なのです。そしてその輝きが自分や隣人を照らしだし「眺めること」ができるようにします。
人間はみんな美しい宝石です。貴重な存在です。大切な存在なのです。捨ててしまっていい人間は一人もいません。壊してしまっていい命は一つもありません。みなきらきらと輝いています。
この輝きが、自分をそして隣人を照らします。この輝きによって自分自身を正しく眺めることができます。自分も貴重な存在であり、きらきらと輝く命なのだと、眺めることができるのです。生きる力が湧いてきました!
(2013年3月17日発行の週報より)
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