〔宣教50年 スポット 6〕 キャンプ

最初の頃のキャンプは、永源寺の佐目分校を夏休み中に借りて行なわれました。この分校は今は、ダム湖の中に沈んでいます。子供にとって、集団で寝泊りするこの様な機会は滅多にないことで、大勢が参加したように思います。私にとって印象的だったのは、長い時間バスにゆられて行ったことでした。八日市から永源寺への道は今のように舗装されていませんでしたし、村の中の細い道や、松林の中、こんにゃく畑の中を通りました。こんにゃくがこんにゃく芋から造られるのを始めて知ったのはこの時でした。バス酔いする私にとってはじっと我慢の苦しい道のりでした。しかし、キャンプ中、宣教師はこの道をトラックやバイクで買い物に走る毎日だったのです。私が参加したのはもう中学生の時でしたから、キャンプの始まる前に宣教師の家に行って、ソングシートの準備をしたり、新しい歌を習ったりしました。この時、カーボン印刷のようなもので歌の本を造ったのは、貴重な経験でした。宣教師の家庭に入り、その雰囲気に触れる機会でもあったのです。キャンプはクリスチャン生活を学ぶ時でもありました。 


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