〔宣教50年 スポット 4〕 天幕集会

当時の伝道の花形は「天幕集会」でした。サーカスのテント?程大きくはありませんが、200人以上も入れるものもありました。真ん中の一番高い天井を支える柱は、つないで伸ばすようになっており、2、3本立っていました。大の男が5~6人かかって、時にはもっと大勢で大奮闘して建て上げるのです。テントの布には油がたっぷり浸み込ませてあり、とても重いものでした。廻りを何本ものロープで引っぱり、杭で止めます。天幕の廻りに溝を掘り、雨のときに備えます。テントが出来上がると、中に、折り畳み式のベンチを並べます。前にはステージを造り、講壇を置きます。講壇の横には布製のソングシート掛けが置かれました。電気の配線もします。夏には香取線香を幾つかベンチの下に置きます。テントの入り口には大きな集会案内の看板が置かれました。当時は何処にでも広場があり、天幕は集会所の確保には最適だったのです。それに田舎ではサーカスや見世物小屋はたいていテントでしたから、一般の人は入りやすかったようです。テントの準備が出来ると、周辺にチラシを配り、路傍伝道や、拡声器での案内が行なわれました。


投稿日

カテゴリー:

,

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.