〔宣教50年 スポット 1〕 山羊のおじさん

ウエック宣教師による宣教が始まったのは1950年で、2000年が50周年となり、記念の時が持たれたのですが、ウエック宣教師が、日本で活動するための準備をしたのは「山羊のおじさん」こと、ハーバート・ニコルソン宣教師(フレンド派)でした。「山羊のおじさん」は1920年に既に宣教師として日本に来て水戸を中心に活動しておられました。戦時中はアメリカに帰っておられましたが、戦後再び日本のために働きたいと、ハイファー・プロジェクトが日本に山羊を送ることに決定したので、これに志願し、無給でこの計画に協力されました。最初は沖縄に200頭の山羊を運びました。この山羊のプレゼントには2つのメッセージがありました。一つは、アメリカのクリスチャンの愛のメッセージでした。もう一つは、彼等を苦しめたアメリカ人を赦して欲しいという、「罪祭の供えもの」であったのです。続いて日本に250頭(船中でお産があり265頭になっていた)が運ばれました。この事がNHKのニュースになり、小学校5年の国語の教科書に「山羊のおじさん」として載ったのです。


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