続・牧会ずいそう<129> 「天国人」

 WBCで日本が世界一になった。テレビの視聴率は記録的であったと言う。51%と言うから日本中で二人に一人は見ていた事になる。日本中が沸いた。興奮した人々は「日本人で良かった!」「今日ほど日本を意識した事はない!」「日本が一つになった日や!」と言っていた。世界一は日本人意識を高めてくれた。こんな事を振り返っていた時、「私達の国籍は天にある」事,私達キリスト者は神の国の民である。「天国人」の意識はしっかりしているのか?と問い直してみる必要を感じた。勝利の中で、はち切れる喜びを持って認識することは少ないのではないか。むしろ、少数者として、ある時は敗北者のように、こっそりと寂しく、時には使命感に燃えて悲壮的に、自分に言い聞かせるように、「私も天国人」なのだと認識する事の方が多いのではないか。湧き上がる喜びと感謝、勝利の感動を持って認識するのは、再臨の時だけなのだろうか?もっと晴れ晴れと明るく、感動を持って、キリストの救いに預かり、神の国の民とされ、「天国人」とされている事を誇りとして喜ぶことが日常生活の中にも起こってほしい。


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