続・牧会ずいそう<122> プロテスタント

 ルターの宗教改革以後,カトリックに対抗して立ち上がった人々の群れはプロテスタントと呼ばれ今日に至っている。プロテスタントとは、抵抗、抗議した人々という意味だ。聖書のみことばに目が開かれ、信仰による救いを知ったルターが、95か条の質問状をウィッテンブルグの扉に貼り出した事がきっかけとなり、当時のカトリック教会に抗議抵抗した人々が広がっていった事はよく知られている。最初はそれらの人々をあざけるあだ名として呼ばれたことばであったが、今まで続いてそれが呼びならされて来たのは、それにふさわしい体質を持つ群れであったからではないか。プロテスタントは、聖書信仰からはずれた方向に行こうとする人々に抵抗抗議する体質を持っていると思う。いつもみことばに帰れ!みことばにとどまれ!と聞かされる。指導者から言われるままではなく、(もちろん指導者を尊敬し、聞き従うべきであるが)果たしてみことばの通りかどうかと絶えず吟味する姿勢を持つ。自分でみことばを読む事を大切にする。みことばを生活し、福音の恵みに生かされる喜びを知っている。この世の流れに抵抗してもみことばに従う。


投稿日

カテゴリー:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.