続・牧会ずいそう<119> キーが違う

 「琴でクリスマスに曲を弾こうと、一年かけて練習して来た姉妹が、そのピアノ伴奏をある姉妹にお願いした。ところがどうしても合わない。ピアノを弾く姉妹は<キーが合わない>と言って断って来た」この話を聞いて思いだした。以前ある姉妹から同じような話を聞いて、邦楽礼拝をしているという教会の牧師に話したら、ピアノにも合うようにアレンジした琴の楽譜を送って来てくださった。確か、トランペットもそのままでは合わない。そのままでは合わせようとどんなに努力しても無理だ。しかし、楽譜全体をアレンジすると合う。人間関係においても同じようなことが言える。考えや性格、表現や感受性において会わない人がいる。<ソリが合わない>とも言う。確かに<キーが違う>。しかし、その人に合わせる生き方があるようだ。両方が自分の生き方を主張するだけでは、なかなか合わない。自分に合わせるようにと相手に強要すると反発される。そのような時、少し生き方をアレンジして、その人に合わせる楽譜を作ってみると良い。一度こつをつかむとそう難しくない。みことばという楽譜に従う生活に誰とも合わせる道が見えて来る。


投稿日

カテゴリー:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.