続・牧会ずいそう<117> もったいない

 今や世界の多くの国々で関心をもたれ、「mottainai」が流行しつつあるとか?資源を、物を大切にしようと「もったいない」の思いが高まることは良い。日本では一日に、何百万食分かの残飯が、食堂や飲食店、スーパーやコンビニ、ホテル、旅館、等で捨てられていると言う。世界の国々で食にありつけないで死んで行く人々がいると言うのに「もったいない」。そう言えば私たちの周りに「もったいない」ことが一杯あるように思う。物を無駄にするのはもったいないの実感が強い。しかし「物」を大切にするの余り「命」を失ったらもっと「もったいない」。最近は殺される理由のない、行き掛りの人が殺されると言う事件が多い。いのちが粗末にされることは、もの以上に「もったいない」。テロや戦争は最も「もったいない」事をする。神は、人の魂が罪の故に滅んで行くことが一番「もったいない」と言われる。「人はたとい全世界を得ても、いのちを損じたら何の得がありましょう」。このいのちは肉体の命と言うより、魂、永遠のいのちです。神が御子の死によって与えられた永遠のいのちを無にしたら何と「もったいない」。


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