続・牧会ずいそう<116> 正月とする

 正月の制定が聖書にあったことを御存じだろうか。キリスト誕生の2000年も前の事だ。「この月をあなたがたの初めの月とし、これを年の正月としなさい」(出エジプト12:2)。何があったことが起点になっているかと言うと、イスラエルがエジプトを出た時であり、過ぎ越しの祭りが行われた時である。神がエジプトの権威に立ち向かい、奇跡を持って彼らを苦しめ、奴隷とされていたイスラエルの民をその圧制から解放して下さった。最後の奇跡は、エジプト全土に死の使者が送られ、人の子から家畜の子に至るすべての初子が殺されると言う出来事であった。しかし、神のみことばに従って、犠牲の羊を殺し、その血を家の入り口の鴨居と柱に塗り、その中にいた者は災害をを免れた。死の使者が過ぎ越したのだ。このエジプトから救出されたことを記念して、この月の初めを年の正月とし、7日間の過ぎ越しの祭りが行われた。私達にとっては、十字架の贖いを信じて罪赦され、救いの恵みを受けた時が新しい人生の起点となる。正月はキリストによって救いの道が開かれたことを記念し感謝する日なのだ。コロサイ1:13、14


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