続・牧会ずいそう<114> 貧乏症!!

 生活習慣病=成人病について話していた時、その人は言った。「何で痛風になったのか、糖尿か、これらはぜいたく病と言うではないか、自分は贅沢等して来たつもりはない。むしろ貧しく、貧困に耐えて育って来た。しかし、貧しく、貧困に耐えて生き抜いて来た中で身についた過剰な<もったいない>と言う生活習慣が問題だった。食糧事情が良くなってからもその習慣は続き、出されたものは残さないで食べる。残して捨てるくらいならと無理して腹に詰め込む。子供が残したものまで食べてしまう。要するに、長年身につけて来た<貧乏症>という生活習慣病なのだ。」勿論物を大切にする<もったいない>は大いに良いことであり、好きなものだけ食べて捨てるのはとんでもないが、<食は健康の為>を忘れ、<身体が食の為>になってはならない。私は、最近、信仰生活の生活習慣病が、キリスト者の霊的健康の大きな問題になっていると思われてならない。その中の一つに<貧乏症>もあるように思う。与えられたと感謝するのは良いが不必要なものまで抱え込み、物への執着が強い。これらが贅肉として溜る。霊的肥満は霊的健康を脅かす。


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