続・牧会ずいそう<108> 弱さは罪ではない

 私は何と弱いのかと悔やみ、弱いことを悲しみ、嘆き、弱いことを悔いることもある。人は強さばかりではなく、弱さももっている。どんなに強いと思われる人にも弱さはある。強いと思いたい人は弱さを認めたくないが・・。身体の弱い人もあり、心の弱い人もいる。弱さは罪ではない。しかし、弱さの故に罪に陥り易いこともある。神は弱さをお責めにならないが、罪をお責めになる。罪は裁かれるが、弱さを裁かれることはない。聖書を読むと、神が人の弱さを知り、あわれんでいて下さることがよくわかる。キリストは弱い者、病人を救うために来たと言われた。キリストは弱い者の友であり、弱い者の味方である。弱い者よ、神が味方であるなら、誰が敵することが出来ようか。「主は『私の恵みは、あなたに十分である。と言うのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである』と言われた」それでパウロは「私は弱いことを誇る」とさえ言った。弱さも罪に陥り易い弱点となるが、強さの故に罪に陥ることも多い。高慢、自己中心、ひとりよがり、他人への批判や軽蔑、等があるので、共に罪に陥ることのないよう祈らねばならない。


投稿日

カテゴリー:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.