続・牧会ずいそう<91> 罪を生み出すもの(その2)

むさぼり
 ヤコブ1:15には「欲がはらむと罪を生み、罪が熟すると死を生みます」とある。欲そのものは聖められ、聖霊の御支配の下でみことばに導かれて働くと有用に用いられ、良きものを生み出す僕となる。しかし、この欲が聖霊の支配と導きを拒み、勝手に動き出すと問題だ。この欲はやがて、<むさぼり>と言う怪獣になってあばれまわり、手がつけられなくなる。この欲やむさぼりが、金銭を愛すると、あらゆる悪の根となって育ち、多くの罪の実をつける木になる。「金銭を愛することが、あらゆる悪の根だからです。ある人達は、金を追い求めたために、信仰から迷い出て、非常な苦痛をもって自分を刺し通しました。」(1テモテ6:10)「ですから、地上のからだの諸部分、すなわち、不品行、汚れ、情慾、悪い欲、そしてむさぼりを殺してしまいなさい。」(コロサイ3:5)どのように殺すのか。ガラテヤ5:24には、「キリスト・イエスにつく者は、自分の肉を、さまざまの情欲や欲望とともに、十字架につけてしまった」と言っている。情慾やむさぼりの幻想に悩まされる時、それらは既に十字架につけられたと認め告白するのです。


投稿日

カテゴリー:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.