〔牧会ずいそう(選集)〕 自分を笑え

 著名な働きをした宣教師に人々が…「あなたの働きの中で一番大きな問題は何でしたか?」と尋ねると、彼は「一番大きな厄介な問題は私自信でした」と答えた。
 自己中心は罪の根である。私達は自分にとらわれて争い、妬み、高ぶり、虚栄に走ったり、自己憐憫に陥ったりする。
 パウロは「私はほんとうにみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか」【ローマ 七章二十四節】と叫んでいる。
 しかし、この私がキリストと共に死んで、もはや私が生きているのではない。キリストが私の中に生きておられることを知る時、罪の私から開放される。私から自由になった私は、自分を客観視し、自分を眺めて、他の人と共に自分を笑うようにさえなれる。この自分が神の目に尊く愛されていることに、限りない感謝が湧いてくる。


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