続・牧会ずいそう<79> 謙 遜

 謙遜はすばらしい美徳である。しかし、時々誤解されているのではないかと思うこともある。謙遜はいつも頭を低く垂れ、控えめで、余り自分の意見を言わずに、人の言いなりになっていることではない。確かに謙遜は、素直な心であるが、何でもはいはいと言いなりになるのではなく、自分の意見も素直に述べ、相手の意見も良く聴く。いつも正直であり、包み隠しをしない。神のみ前に心を開き、教え導かれたことに忠実である。欠点や間違いを示された時、すぐにこれを認め、悔い改め、お詫びする。自分の弱さも隠そうとはしない。神や人から教えられ易く、導かれ易い。いつも学ぶ必要があることを知っている。もう十分知っているから誰にも教えられる必要等ないとは決して思わない。人々の助けと協力が必要なことを知っている。決して出しゃばって割り込んだり、人を押し退けてまで事を勧めようとはしないが、自分の助けを必要としている時には骨惜しみしないで協力する。他の人の長所を認め、ほめ、共に感謝する。喜ぶものと共に喜び、泣くものと共に泣くことができる。良きことのために犠牲を払うことを喜びとする。


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