続・牧会ずいそう<77> 和  解

 ある集会でこんな証しを聞き感動した。世界各国から参加するクリスチャンボランチア活動者の集会があり、日本から参加した女性がフィリピン人、アメリカ人と同室になった。フィリピン女性はその日本人を全く無視した。それが毎日続くので堪えられない。フィリピン女性が帰国の挨拶をする時、居並ぶ人々と順々に挨拶をしたが、日本人を飛ばして挨拶しそのままタラップを登って行った。しかし、そのフィリピン女性は突然タラップの途中で停まり、引き返して来て、日本人女性にお詫びした。後での彼女からの手紙には<子供の頃、日本の飛行機の機銃掃射を受け、自分の目の前で両親が殺された。日本人を赦せない!憎しみと敵意さえ抱くようになった。あなたが日本人であると言うだけで赦せなかった。憎かった。しかし、タラップの途中で、主イエス・キリストの十字架を見た。私の罪のために神の御子が十字架につき私に赦しを与えて下さった。主に罪赦された私も、私に罪を犯した人々を赦すべきではないか。キリストの十字架は、和解する力を私に与えて下さった。>とあった。十字架を仰いで和解が出来る者でありたい。 


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