〔牧会ずいそう(選集)〕 サビ減るかトギ減るか

会話の中である兄弟が、感銘深げにポツリと言う…「人間て何もしなくても一生が終わるばかりでなく、駄目になって行くのですね」
ある師が言われた言葉を思い出した。
……「名工の刃物も、放って置けばサビ減ってしまう。同じ減るにも、トギ減った刃物の方が値打ちがある」……
悲しみや苦しみ、厳しい環境や、複雑な人間関係の中で、心が歪み、汚され、サビつき、人生をボロボロにして、使い物にならなくして、永遠の火の中に放り込まれるのではなく、神の手の中に握られて、御言葉によって磨かれ、宣教の為、人々の救いのために用いられるなら、何と価値あることか。同じ一生でなら愛の主に捧げて存分に使って頂き、トギ減る一生を送りたい。
………「1 そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。
2 この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。」………
…【ローマ 十二章?一節・二節】…


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