続・牧会ずいそう<69> 正直いろいろ

 正直であることは良いことであり、大切ですが、正直にも色々あるようです。何に対して正直かが問題です。自分の考えや気持ち、自分の欲望、自分の好みに正直な人は、わがままな行動をします。正直なのは良いのですが、場所を心得なかったり、人のことを顧みず、自己中心であるのは困ります。これは子供っぽい正直さです。大人の正直もあります。世間に対して、権威に対して、会社や組織に対して正直です。いつも世間体を気にして行動します。浮き草のように世間の流れに身を委ねます。権威に弱く、強く言われたり、支配力の強い人に左右されます。会社や組織に対して正直であり、忠実なため、汚職や非人間的な行為にも巻き込まれ、道徳感覚さえ狂わせてしまいます。闇の中に引き込まれて行くのです。神に対して正直でない。的外れ=これが罪だと聖書は言います。神に対しての正直はまず、真理に対して正直です。その真理は永遠不変のものです。相対的でなく絶対的な真理。それこそ神の真理です。神はその真理を神のみことばによって示されました。キリストは「私が真理であり、道であり、いのちである」と言われました。


投稿日

カテゴリー:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.