続・牧会ずいそう<65> リハビリ

 神戸に、神学校の同窓生を見舞った。脳硬塞で倒れ入院したと聞いたのは昨年の4月頃。その後、見舞いに行くと気を遣い疲れるからと、見舞いを断っているらしいと聞いた。もう一人の同窓生夫妻と共に、お家の人に挨拶するだけでもよいから行ってみるかと出かけた。玄関のチャイムを押すと、本人が元気そうな顔をして立っていた。散歩に出かけようとしていたらしい。どうぞどうぞと招き入れてくれて、話し合ったが、話し方が丁寧でゆっくりにはなっているが、前と殆ど変わらない。手足が麻痺し、言語障害も出ていて、一時は人に合うこともおっくうで、思考力も落ち、気を遣い疲れてしまう状態であったが、リハビリの結果、ここまで回復したのだと明るく話してくれた。身体を動かすことと、口を動かす発声練習を今も続けている。娘が早い時期からこの練習を手伝ってくれて、その後専門のリハビリセンターで訓練を受けたことが良かったと言う。心や魂の病が癒された時も、適当なリハビリを早い時期から忠実にするのとしないでは大きな違いがあるようだ。信じて救われてもその後の教会生活が忠実でないと良好には回復が進まない。


投稿日

カテゴリー:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.