〔牧会ずいそう(選集)〕 真 の 助 け

NHKの中学生日記に、登校拒否症からの復帰を扱っている作品があり、心に残っている。父の転勤に伴い何度か転校を繰り返している生徒が、転校したばかりの数学の授業で、みんなの解けない問題を解く。先生は「みんなも、このくらいは出来ンといかん!」と戒める。この時、クラス全員の冷たい視線を全身に感じ、登校拒否が始まる。
家族、先生は当然の事として登校を勧める。父は面子にかけてもと迫る。担任教師はクラス全員に【寄せ書き】を求める。
出て来い、出て来い…の声は、余計に心を頑なにさせ、自分を責めるばかり。出て来いの声に恐怖さえ覚えるようになる。人の心を開く『真の助け』とは何か。教会から離れている人々のことを思う。


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