続・牧会ずいそう<59> ジョークとユーモアの違い

 上智大学文学部教授のアルフォンス・デーケン師が、ジョークとユーモアの違いについて「ジョークは、タイミングのよさや、ことばの上手な使い方等の、いわば頭から頭へのテクニックです。ユーモアは、心から心へ伝える具体的な愛と思いやりの表現です」と言っておられる。ジョウクやだじゃれはよく使う。交わりの場を和やかにし、緊張をほぐすのに役立つ。しかし、行き過ぎるとかえって場がしらける事もある。できればユーモアが良くでる者になりたい。ユーモアと言えば、思い出すのは、バックストン宣教師が日本に来たばかりで、松江に住んだ時のことだ。村長さんを招いて食事をする事になった。西洋料理等殆ど知られていなかった時代。村長さんは出された全てが初めてでどれから手をつけてよいか迷い、テーブルを見回し、白い皿に盛られてたくあんに似た物、これならとホークで突き刺し口に入れた。変な顔!それを見たバックストンはすかさず自分もホークで突き刺し口に入れお互い顔を見合わせて笑った。バターだった。その事以来村長はバックストンがすっかり気に入り。よく出入りし、聖書のお話を聞くようになった。


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