〔牧会ずいそう(選集)〕 『…為…』にか『…共…に』か

家族の為に、夫の為に、妻の為に、子供の為に……と、犠牲を払い労苦するのは美しい事である。しかし『…為…』と言う姿勢の奥には、しばしば困ったモノが育っている。
「私は自分のことも顧みないで彼らの【為】にして来たのに……」
「…【為】…にしてやったのだから」
『為に…』が恩着せがましくなったり、押し付けがましくなったり、見返りを要求したい気持ちが育って行くと、不満や不平が増えて来る。
キリストは神であり罪人を救う為にこの世に来られたのは【為…】にではなく【共に】住む者、【共に】生きる者となって下さったからです。
家族の為に、子供の為にと言うより、共に生きることを喜ぼう。
教会の為に、神の為に、魂の為にと言うより、
神の愛を共有し、福音の喜びを共に出来ることを求め、感謝しよう。


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