続・牧会ずいそう<54> 神を裁く

 改めて「神を裁く」と言うと、そんな大それたことは誰もしないと思う人も多いだろう。しかし、神を信じなかった頃、「神はいない」と公言し、神の存在を否定、神を裁いて来たのではないか。人は自分の考えに合い、自分の都合に合う神を求めている。そして言う「よく調べて、わたしの神を選びます」と。本当の神ならこのようにしてくれるはずだ。わたしはこのような神が好きだ、と好みによって神を選び、わたしの願いに答えないようなものは神ではない。と言う人もいる。神をさえ選ぶことができると思っているあなたは一体何ものか。本当の神はあなたが選んだから神になるようなお方ではない。本当の神が分かったのは、神に選ばれたからだ。神を決定する権威が人にあるのではない。造られた者が、造り主をきめるのだろうか。神を信じ、神に導かれて生きていても、神の御ことばを自分の都合の良いように解釈し、それなら分かる、それなら信じる。それなら従えるがこれは従えない、と言う。僕が主人のことばを調べて、従うことと従いたくないこととを選ぶべきだろうか。神の御心をさえ選び、裁くあなたは何ものか。


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