続・牧会ずいそう<52> 道具

 建築物、工芸品等を造り出す職人は、道具を大切にする。道具なしで良い作品は出来ない。道具が悪いと熟練した職人でも満足な作品を作ることは出来ない。すぐれた職人は、まず道具造りから始める。気に入った道具ができると、気に入った作品が造りだせる。良いものを造り出す職人は、道具を大切にし、いつも手入れを怠らない。神は道具なしに、いや、材料も使わないで、この世界を造り、万物をお造りになった。しかし、今神が、キリストの救いを伝え、キリストの身体である神の教会を建て上げようとされる時、人をお用いになる。救われた人々を用いて救いの業を行われる。神は御国の建設と言う大きな業に救われた人々を道具?として用いられる。すぐれた職人は、一つの作品を造るために何種類もの道具を使う。時には何百種類もの道具を駆使することもある。神は御国建設のためにもっと多くの種類の道具を用いその一つ一つをうまく用いられる。新しい働きのために、新しい道具をお造りになる。神は道具造りに時間をお使いになる。これを愛し、大切にし、よく手入れされる。私たちは、神が使うことを喜びとされるような者でありたい。


投稿日

カテゴリー:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.