続・牧会ずいそう<39> 謙遜

謙遜は最高の美徳と言われる。謙遜はあらゆる徳を生み出す根でもある。神は高ぶる者を退け、遜る者を高められる。しかし、謙遜が変型したり、形だけのものであったり、変質していたりする事がある。謙遜のニセモノも多い。変に卑屈になって卑下したり、自己憐憫は決して謙遜ではない。消極的に後込みばかりしているのも謙遜とは言えない。時には「私にはできません」「いや大したことありませんので」と慎み深そうな事を言いながら責任を逃れたり、与えられている賜物を用いず、恵みを分かちあわないで出し惜しみばかりしている事もある。これは謙遜とは言えない。謙遜傲慢と言うことばも聞いた事があるが、それにあてはまるように思える。神様が与えて下さった恵みや賜物、神様の愛や祝福を、いいえ、大した事ありません等と言ったら神様に対して何と失礼な事か。神様の与えて下さった者を軽んじたり、価値なきもののように扱ってはならない。神様が「あなたは私の目に高価で尊い」と言っておられるのだから、キリストにあって救われた私たちはキリストを誇りとし、感謝を持って堂々と恵みを証して生きたい。
 


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