続・牧会ずいそう<32> 「カギ」

 色々な形をしたカギそのものはそれほど値うちのあるものではない。カギとしての役割りを持ち、その働きをする時には、大きな価値を持つ。カギは少なくとも3つのものを保証するからだ。まずカギを持つ人はそのカギが開けることの出来るものの使用権を保証する。カギがないと家なり、車なり、金庫なりを使うことが出来ない。カギを得た人は、それで開けることのできるものを使用する権利を持つ。時には所有権の保証としてカギを持つこともある。新しい家を建て、その家のカギを手にした時、その人は自分がその家の所有者になったことを実感する。車を買った時も同じだ。さらに、カギを持っていることは、カギを持っていない人がそのものを使用することから守る。安全保障と言うか、盗難防止と言うことにもなる。イエスは「あなたこそ神の御子キリストです」と告白したペテロに「あなたに天の御国のカギを上げます」と言われました。キリストを救い主と告白する者には天の御国に入ることが保証されています。イエスを神の子キリストと告白することはそれほど大きなこととは思えなくてもその告白によって開かれる恵みは大きい。


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