〔私の宣教スケッチ 28〕 テレビが来た!

その年のクリスマスに、京都から宣教師の先生方が来られ、大きな段ボール箱を重そうに担いで会堂の中に運び込み、私たちにプレゼントだと言う。みんなが興味深く見守る中で箱が開けられ、おもむろに小さな包が取り出された。みんなの注目の中、包が開かれると、中から厚紙で造った小さなテレビが出てきた。テレビのプレゼントですと言う。みんなキョトンとしていると、外に出て行った宣教師は玄関の外に置いておいた本物のテレビを運んで来られた。みんな大歓声を上げた。早速取りつけられた。白黒のテレビであった。ある中学の先生が、私と話した時、テレビのないことを聞き、牧師は世界の情報にも目を開かなければならない。牧師がテレビを持っていないのは良くない・・と自分の家のテレビを買い換えた時、それまで使っていたものを下さったと言うことであった。テレビは良い情報ばかりをくれるわけではない。なかには良くないものもあり、熱中すると御言葉への情熱を失ったり、祈りに打ち込めなくなり兼ねない。良き選択が必要だ。


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