続・牧会ずいそう<26> 夢・幻と現実

 信仰に熱心になった人が周囲から「夢・幻のようなことを云っている」とか、もっと地についた現実に生きろ」とか云われたことがあると思います。夢・幻にも色々ありますが、神から出た夢・幻には、希望があり、将来があり、確かな目標があります。むしろ、そのような夢・幻を持たないことは、将来、希望、目標を持たないことになってしまいます。あまり現実ばかりにこだわり、これに拘泥してしてしまうと、現実に振り回され、自分を見失い、現実の波に押し流されてしまいます。現実は、絶えず変化するものであり、案外気紛れなものなのです。架空のもののように思われている夢・幻と、変化する現実をつなぐものが信仰ではないでしょうか。信仰は夢・幻と現実の掛け橋となる働きをします。夢・幻と現実をつなぐ電線のようなものでもあるのです。ヘブル11:1には「信仰は、望んでいること事がらを保証し、目に見えないもの(事実)を確信させるものです」とあります。聖書に教えられ神を信じる時、神から来た確かな夢・幻と、単なる空想や架空のものとの違いが分かります。


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