〔私の宣教スケッチ 25〕 バイク大活躍

家族で吉野に引っ越す前に、私一人で引き継ぎのために吉野へ行った。前任の宣教師が、私をバイクの後に載せて、20キロはなれた毎週行く子供の集会所まで連れていったくれたり、教会員の家を紹介してくれた。歩いてやバスではとても大変だ。神様が私にバイクの免許をとらせて下さったことがこの時になってどんなに役立つことかがよく分かった。吉野に行ってからは、毎日のようにバイクで走り廻った。今のように舗装されている道は少なかった。家に帰ると眉毛から顔中全身真っ白であった。吉野を走り廻るだけではなかった。毎月1回の教師会は家族で出かけたので電車だったが、他に月に1回以上は団体の教師委員会のために滋賀県や京都までバイクでいくことになった。和歌山へもバイクで走った。友達の牧会している教会の兄弟が漆器を造り、会堂費の献金にしようと販売を依頼してきた。吉野でまとまった数の注文があったので品物をとりに行ったのだ。荷物が大きく、風にあおられてふらふらしながら走ったことは忘れられない。


投稿日

カテゴリー:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.