〔牧会ずいそう(選集)〕 『スル』と「ある」

工藤先生の「心とからだ」講演会で、現代ますます精神障害で病む人々が増えており、病気とまでは行かなくとも、精神的負担に疲れ果てている人が多い。これは、現代がスル社会(行為価値偏重)の傾向にあり、結果のみが重んじられ、比較、評価、競争、高ぶりが横行し、緊張と不安が渦巻き、人々は心のゆとりを失っているからだ…と、指摘された。『わたしはみち』と言われた神を知り、神を受け入れる時にこそ、心の孤独が癒される。キリストの救いは、律法の要求する(スル)を満たすことによってでは無く、十字架の贖いを受け入れた者、キリストにある者にもたらされる。何かをしたから、出来るからでは無く、キリストに「ある者」は信じる者、繋がっている者は永遠の命を持ち、神の子なのである。
……『ある』の中に救いが……ある。


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