〔私の宣教スケッチ 16〕 止ってくれ!!

バイクの免許を取るといっても教習所に行くとお金が掛かる。安く取れる方法はないかと調べ、教習所で3~4回練習し、試験を受ける事になった。はじめての練習のとき、教官は私がそれまでにバイクなるものにさわった事もないとは想像もしなかったのだろう。私をバイクに乗せるとコースを一回りした後、私の前にエンジンのかかったバイクを置き、何処かに行ってしまった。乗れということであるから、とにかくバイクにまたがり、ハンドルを握り、あれこれ抑えるとヘンナ音がしたり、警笛がなった。その内突然動き出したので振り落とされそうになったが何とか動く事が分かった。操作に気を取られ、とろとろと坂を登ったとき、正面の監視塔から教官が何かをどなっている!と気付いたとたんに下り坂、バイクはコースを離れて暴走!。「止ってくれ!と心で叫びながら、アクセルをふかしていた。が幸い空き地の石と石との間に前輪が挟まるようにしてバイクは止った。信仰生活に於ても操作に気を取られている間は神の御声も聞けないし、トンでもないことになる事が良く分かった。


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