続・牧会ずいそう<10> 科学と芸術・宗教

 日本でこれまでにノーベル賞を貰われた方々数人がテレビ対談された時、科学と、芸術・宗教の違いについて話し合われるところがあり、こんなことが話されていました。<科学は、理性の世界であり、理性による追求がなされる。しかし、芸術・宗教は心の世界が中心であり、心による追求が大切である。科学は、主体との分離が大切であり、客観性が重んじられる。しかし、芸術・宗教は、主体との合体が求められ、主体性が大切になる。科学は、外部にあるものの追求であるが、芸術・宗教は、内面にあるものの追求である。>これは実に分かりやすい。しかし、これはやはり科学的な見方であり、科学的分析である。宗教を生活の一部と考え、<科学する=芸術する=宗教する>という時の考え方のようだ。私達が神によって生かされ、キリストの救いを受け、罪赦されて、永遠の命の恵みに生きているのは、生活の一部ではなく、生活そのものである。キリスト者は、神と共に生きる信仰生活がすべてであり、その中で、<科学する=芸術する=宗教する>事になるのだと思う。


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