〔牧会ずいそう(選集)〕 おふくろの味

 最近の食卓を賑わすのは『おふくろの味』では無く『フクロの味』である。炊事場には包丁よりハサミが主役となる時代は遠くはない。
 過日もこんな話があった。「間違ってはいないのです。それは正しいと判るのです。理屈に合っているんです。でも何か寂しいんです。そうです、温もりが無いんです。冷たいのです。思いやりや真心が伝わって来ないのです。そんなモノを求める方がいけないのでしょうか?」
 おふくろの味、手作りの感触、温もり・・・・どれも機械的でなく、心のこもったもの、心の触れ合いを求めているモノだと思う。ロボットと人間の違い、人間が心を失ったらロボットになってしまう。
 何事にも心のこもった、心の豊かさ溢れた生活をしたいものだ。


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