続・牧会ずいそう<6> 優先順位

 何でも一遍にできるわけではない。何かをする時、順序を決めなければならない。順序の決め方によっては事がうまく進まず、人生に破たんを招くことさえ起る。そこで、優先順位を持つことが大切になる。一般には、教会、家庭、仕事、社会、リクレーション、といった分野があり、これらの分野に優先順位をつけることになる。基本的な優先順位はあるとしても、これらは必ずしも固定した優先順位とは言えない。何があってもこれだけはいつも一番と言うことではない。神の御こころと、愛に生きることを基盤として、その範囲内でこの順序が入れ代わることもあり得る。事の緊急性や、重要性、必然性を考慮に入れて、判断しなければならないことがある。過労死寸前にある人なら、仕事を休んでもリクレーションの時、休養の時を最優先すべきであるし、家庭の破壊を招きそうな時には、家庭を最優先して行動しなければならないこともあろう。しかし、どのような行動、どのような時にもまず、神に祈り、礼拝し、神の導きと助けを求め、愛に基礎をおいて行動することには代わりはない。


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