〔私の宣教スケッチ 3〕 栗東の開拓

まず住まいが決まると、私はサンデ師一家の一員として、サンデ師が借りた離れの一部屋に住むことになった。いわゆる居候である。サンデ師夫妻のベッドルームは離れについている蔵の中であった。二人の男の子の部屋は私の隣で、私は彼等の部屋を通って自分の部屋に入る事になり、サンデ夫妻が蔵に入るにも、二人の子供の部屋を通ってであった。私と子供たちの部屋は中庭に面していて日当りもよかった。お風呂は家主が住む母屋にもらい風呂した。炊事場は仮設で、玄関と兼用であったから、私たちは出入り口の所に、波板の軒を作った。その下は自転車置き場にもなり、洗濯干し場ともなった。サンデ婦人は二人の子供の先生であり、家庭で授業が行なわれていた。サンデ師と私は、子供たちの学校の間はできるだけ外へ買い物やトラクト配布に出かけた。私たちの目標は、ヨシュアに率いられたイスラエルの民がエリコを攻略した時のように、栗東全域へのトラクト配布を7回繰り返すことであった。


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