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    杯を掲げる
    2016年5月11日(水)

    悲しみと喜びをしっかりと受け入れて、いのちの杯をしっかりと手に持つ時、私たちは人間としての連帯の内に杯を高く掲げることが出来るようになります。自分の杯を掲げるとは、私たちが生きていることを恥とは思わないということです。こうすることで、私たちが自分の真実の友となろうとしているように、他の人々もまた自分の真実の友となるようにと力づけられるでしょう。
    ・・・
    こうして私たちは与えられた杯を、私たちを本当の完成へと導いてくれるものだという確信の内に飲み干すことで、励まし合う人々の交わりを作ることが出来るでしょう。

    ヘンリ J.M.ナウエン、『今日のパン、明日の糧―Bread for the Journey』
    監修者・嶋本操、訳者・河田正雄、
    聖公会出版、2001年11月22日第1刷発行、2015年1月17日改訂版第4刷発行、
    175頁。

    苦しみや悲しみ、人生の問題をしっかりと受け入れること。そのことを自分の内にひた隠しにして受け入れるというのではなく、高らかに掲げて受け入れるということ。何も人々に見せびらかす必要はありませんが、ひた隠しにする必要もありません。

    私たちが、与えられた悲しみと喜びをしっかりと受け入れて生きる姿を見た人びとは、その人びともそれぞれ悲しみと喜びを持っていますので、それぞれに生きる勇気を発見することが出来ます。

    そうして励まし合う人々の交わりを作ることが出来ます。