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  • すべての名にまさる名

    〔主よ、私たちに祈ることを教えてください〕

    2014年5月10日(土)

    イエスは、主の祈りによって、弟子たちが祈りについての完全な理解に達するように導くのである。
    ・・・
    「天にいますわれらの父よ」・・・
    服従する者たちは、共に、「愛する子供たち〔人間〕に必要なものはすべてご存じである天の父」に、こう呼びかける。彼らは、自分たちをひとつに結びつけるイエスの招きによって、兄弟とさせられ、しかもイエスによって父のいつくしみを知らされ、その上この神のみ子の名によって、神を自分たちの「父」と呼ぶことが許される。
    ・・・
    「み名があがめられますように」。
    イエス・キリストにおいて服従する者たちに、みずからを啓示した父なる神の名は、弟子たちによって、貴いものとして崇められなければならない。なぜならこの神の名の中に、福音全体が包括されているからである。この祈りは次のような内容をもっている。
    <誤った教えや清くない生活によって、貴い福音が曇らされたり、ゆがめられたりすることがありませんように。弟子たちが、イエス・キリストによって、神の貴い名をはっきりと聞くことができますように。どうか神がそうしてください。すべての説教者が、人間に幸いを与える福音を、さらに鮮明に宣べ伝えるように、神が導いてください。誘惑者を押しとどめ、神の名をけがす者に悔改めを与えてください>。

    ボンヘッファー、『主のよき力に守られて~ボンヘッファー1日1章~
    村椿嘉信・訳、新教出版社、1986年6月30日発行、234頁f。

    礼拝において、小さな集いにおいて、個人の祈りにおいて、私たちは主の祈りを祈ります。イエスさまが教えてくださった祈りである主の祈りを祈ります。この祈りに祈りのすべてが込められています。

    神さまを私の父と親しく呼ぶことがゆるされていること。
    イエスさまにおいて啓示された神さまこそまことの神であり、尊ばれる存在であることを確かにすること。不確実なこの世界の中にあって、神さまこそ真実の基準であること。

    このように神さまがおられること、その神さまが唯一確かなお方であり、私たちの味方であることを祈りにおいて告白します。神さまが私たちの味方であるなら、誰が敵対することができるでしょうか。
    神さまが私の味方となって共にいてくださるのですから、たとえどんなに世界が変化しようとも、私たちは変わることのない平安の中に生きることができます。

    (祈り)
    神さま、まことの神であり変わることないあなたが共にいてくださることを感謝します。